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zoom RSS 「移動都市/モータル・エンジン」

<<   作成日時 : 2019/03/11 21:30   >>

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3月9日TOHOシネマズ光の森にて「移動都市/モータル・エンジン」を観ました。
原題 Mortal Engines

フィリップ・リーヴの同名小説の映画化(未読)
Hungry City Chroniclesというシリーズものの第一作目に当たる作品。

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出演、ヒューゴ・ウィーヴィング、ヘラ・ヒルマー、ロバート・シーハン
監督、クリスチャン・リヴァース。
脚本、制作に、ピーター・ジャクソン(ロード・オブ・ザ・リング)の名があり、そして又劇場予告も面白そうだったので出かけてみた次第です。



 世界が崩壊し、残された人々は巨大な移動都市で暮らしています。
巨大なキャタピラ、タイヤをもつ大小様々なそのランドシップは小さなものはその時々で他のランドシップと交易し、一方とてつもなく巨大なランドシップはその小さな都市を文字通りその内部に取り込みます。 それはまるで肉食獣が食料となる小動物を捕食するように圧倒的で残酷なほどに。
 
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 世界は残された資源、物資、埋もれた過去の遺産をただ消費していくだけの場所と化しています。

 移動都市”ロンドン”はその中にあってまさしく最大で、ストーリー冒頭から小さなランドシップをしつこく追いかけます。
 捕まえた都市を自らの資源とし、取り込んだ人間たちは最下層の奴隷として働かせています。都市の住人にも身分の違い、格差があります。
 その”ロンドン”で歴史家見習いのトムは、ロンドンが回収したものの中に貴重な遺産が無いかを見つけ出し上層部へ提出する役目を持っているのですが、いくつかの遺産がどこかへ持ち去られていることに気づき、自分自身で遺産を隠し持っていました。そのことを上流階級のキャサリンに話し、過去の世界の遺産について興味深い話をします。
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 一方で”ロンドン”はある小さな都市を飲み込みます。ロンドンの上流階級の人々はその様を狩りを楽しむかのように盛り上がっています。
 その飲み込んだ都市には顔を隠している女性ヘスターが潜伏していて、ロンドンの指導者サディアスに刃を向けます。一命を取り留めるサディアスですが、逃げるヘスターを追うトムは、ヘスターからサディアスが敵であることを告げられます。
 ”ロンドン”から脱出したヘスターに呆然とするトム。そのトムをサディアスはロンドンから突き落とします。
 ロンドンの指導者であり人格者でもあると信じていたサディアスにトムはショックを受けますが、荒野に放り出された二人には次から次へと危険が迫ります。
 そこに表れる”反移動都市同盟”のアナ・ファンに二人は助けられます。

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 ストーリーはそこから移動都市”ロンドン”と反移動都市同盟の拠点での戦いと移っていくのですが、アナ・ファンが東洋人であること、反移動都市同盟の指導者、または大半の人間がアジア、アフリカ人種であること(もちろん西洋人もいますが)から、なんとなく今時のハリウッド作品にありがちな民族の多様性を主眼に置いたイデオロギーの戦いといった印象を受けました。
 ”白人ばかりのロンドン”のさすものは17〜20世紀にかけ世界を席巻したイギリスをイメージします。
 戦いは過去の超兵器を備えた”ロンドン”の圧倒的な攻撃力に、かつてテクノロジを武器にアジア・アフリカを植民地に変えていったかつての歴史を思い出させます。

 ですが結末は反移動都市同盟の勝利となります。

 ラスト、トムとへスターの二人は飛行船でどこかへ旅出ちます。
新たな自由を求めるかのように。
最後のこのシーンはとても美しいです。
荒廃した渓谷と雲海の中に浮かぶ真っ赤な飛行船がどこまでも自由でいる様は。



  残された遺産に アメリカの神というのがちょっと・・・(^_^)
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 ストーリーに関してはてっきり、移動都市”ロンドン”、”トーキョー”、”ニューヨーク”、”ペキン”なんていう様々な移動都市国家が威信をかけてぶつかり合う戦争もの、みたいなものかなとは思っていましたが、違いました・・・。

 いい作品。



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