「トイ・ストーリー4」

 7月26日 TOHOシネマズ光の森にて「トイ・ストーリー4」を観ました。

ピクサーの”トイ・ストーリー”シリーズの四作目です。

監督、ジョシュ・フーリー。

CV,トム・ハンクス(唐沢寿明)、ティム・アレン(所ジョージ)、アニー・ポッツ(戸田恵子)。


 子供から大人まで楽しめる、あまりその予備知識を必要としないアニメ映画の定番といったらディズニーで、このトイ・ストーリーも同様です。

 子供たちのためのおもちゃたちが人の目の届かないときに自由に動き回り互いにお喋りし、いかにもおもちゃらしいコミカルな仕草に微笑ましくなります。


 ”おもちゃ”とは一体なんでしょう。

本作で登場するスプーンにアイスの棒の足にモールの手をくっつけた手作りの不格好なおもちゃまがいの”フォーキー”を、ウッディ達の新しい持ち主のボニー(6歳の女の子)はどのおもちゃよりも夢中で肌身離さないのですが、端から見るとどうしてあんなものにと思ってしまいます。

 子供にとっておもちゃの価値は大人のそれとは大分異なります。価格の高低でなく、外観でもありません。子供にとってはそのおもちゃへの”思い入れ”が大事なのです。

だから既存のおもちゃよりも目がいってしまう。

 劇中、この”フォーキー”は何度も自分はゴミなんだとウッディ達から離れてゴミ箱へ走って行き、それを「もう又か」とウッディは何度も引き戻します。物語前半はおもちゃ達の持ち主ボニーの一番のお気に入りのこのスプーンに、ウッディは始終振り回され通しです。



 おもちゃに子供達は自分を投影します。おもちゃで遊ぶことは自己表現であり、成長の過程でもあります。大人が考えるよりも早く子供は成長していきます。

 そして成長するに従い必然と子供はそのおもちゃから離れていきます。劇中でもこんな台詞があります。「子供はおもちゃが大好きだけど、すぐ無くしてしまう」(だったかな?)これは子供が絶えず成長しているからなのだとも思えます。昨日までの、さっきまでの自分ではなくなっていくために、子供はさっきまで遊んでいたおもちゃに興味を持たなくなるのでしょう。

 ラストシーンにフォーキーによく似たおもちゃが仲間として加わるのもそういうことなのでしょう。



そして、シリーズを通したキャラクタであるウッディとボーの会話にもついびっくりするものがあります。数年ぶりで再会した元カレ元カノのやりとりは、各々の経てきた年月の差がとても人間的情緒にあふれていて微笑ましく感じます。田舎でずっと暮らしていた元カレと都会の荒波に何度も傷つき苦労し独り立ちした元カノという感じで、二人の現実に対する意識の違いがおもちゃというキャラクタを使っての会話が妙に似合っていて・・・。

 そうしてもう一つ。今作後半で登場するギャビーギャビー(ウッディと同じく後ろのひもを引っ張るとお喋りする女の子の人形)とその配下(?)の腹話術人形達の雰囲気がなんだかギャングとその女ボスみたいです。特に腹話術の人形が無口で追っかけてくるシーンがとても怖くて_(笑い)



 面白いです。

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