「九月の恋と出会うまで」

 3月10日、109トシネマズ佐賀にて「九月の恋と出会うまで」を観ました。
 松尾由美の同名小説の映画化です(原作未読)。
出演、高橋一生、川口春奈。監督、山本透。
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 タイムパラドクスものと恋愛小説というのは今や定番なのでしょうけれど、本作もそのうちの一つです。ですがSFっぽい演出は控えめで登場人物の行動や台詞のやりとりに趣をおいているといった印象を受けました。
 予告や番宣の感じでは主人公はヒロインに見えたのですが本来の主人公は男性の方だと思います。

 
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 ストーリーは
北村詩織(川口春菜)はアーティストばかりが住んでいるアパートに引っ越してきますが、ある夜不思議な現象に見舞われます。壁のエアコン用の穴から”一年後の未来から”と言う男から話かけれられるようになります。半信半疑の詩織は”未来を言い当てるその声”に請われるとおりに、同じアパートの向かいに住む会社員の平野(高橋一生)の尾行をすることになります。
 その尾行のおかげなのか、詩織は最近頻発している押し込み強盗殺人事件から難を逃れることができましたが、おまけに尾行している平野の怪しげな行動をも見てしまうことになります。

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 平凡なサラリーマンと思っていた平野の影の一面を見てしまったという感情が詩織に警戒心を抱かせます。なぜ平野を尾行しなければならないのか? その疑問を”未来の声”に問うもある日を境にその声は届かなくなります。
 ですがそのことが引き金になって詩織は平野と言葉を交わすようになります。
 実は平野は作家志望で、詩織の言う未来の声についても”タイムパラドクス”なのでは?とその答えを提示します。

 ”未来の声”は一体誰なのか? そしてタイムパラドクスから詩織を守るには_?
 二人は一年後の九月までにその答えを捜し始めますが_。
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 主人公は平野、と思えるのは、ストーリー上では詩織目線でずっと進んでいくのですが、肝心のターニングポイントは平野の気持ち、行動次第だからです。作家の卵の平野は作家になるための一大決心をし、それは詩織を救うためでもあり、そこには詩織への想いが込められています。

  いい作品。



 
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