「スマホを落としただけなのに」

11月11日 イオンシネマ筑紫野にて「スマホを落としただけなのに」を観ました。

 原作未読。
出演、北川景子、田中圭、 監督、中田秀夫。

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 私が子供の頃(196X年代生まれ)には携帯電話はありませんでした。それは高校生になっても同様で、後のいわゆる”バブル”の頃にショルダーバッグのような携帯電話が発売されたものの一般に広まらず、今は中高生が普通に携帯・スマホを持っているというのはちょっとの驚きとテクノロジの進歩に感嘆してしまいます。
(今時はガラケー持っている人も少ないのでしょうけれど)

 でもガラケーは携帯電話、スマホは電話が出来る小型コンピュータと少しうがった見方をした方が良いのかもしれません。
 ちなみに私はガラケーとスマホ(データ通信のみ)の2台持ちです


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 閑話休題。
結婚を控えたあるカップル稲葉麻美(北川景子)と富田誠(田中圭)に小さな災難がふってきます。タクシーの中で誠がスマホを置き忘れたというもので、拾い主から連絡があり、無事手元に戻ってきて、それは小さな災難だったのですが、その日からSNSを通して奇妙がな出来事が頻発するようになりそれはだんだんとエスカレートしていきます。
 注文依頼の無いネットショッピング、誤解を受けるような写真が麻美に送られ、おまけに麻美のスマホに誠の元上司からメールが来るようになり、二人はネットのセキュリティの専門家へ連絡します。

 一方、山中に複数の女性の遺体が見つかるという事件が発生、刑事の毒島はその遺体の共通性を発見します。皆黒髪の長い女性であり、どれも髪の一部がカットされていると言うことに。
 その毒島の元にIT業界から転職して刑事になった加賀谷が配属されその洞察力に毒島は驚かされることもしばしば。

 ストーリーは当初麻美・誠のトラブルと警察の捜査が平行に進んでいきますが、この作品のもう一人の主人公とも言うべき加賀谷の行動はその二つを一つに結びつけます。彼はITに詳しいだけで無く、幼少の頃の母親とのトラウマを抱えています。
 被害者には他にも共通点がある。それは普段家族との接点がほぼ無い女性というものでした。加賀谷は犯人の心理が自分に近いことをそれとなく悟り始めます。


 麻美は誠に秘密にしていることがありました。それは麻美が実家について普段は避けていることに関係があるようなのですが、誠はそのことに触れることを避けてきました。ですが結婚間近となると、挨拶をと、麻美に相談しますが麻美は激しい剣幕で拒絶します。
 何故そう頑なに拒絶するのか? それは劇中で麻美がスマホのパスワードを変更するカットにもヒントが隠されています。

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 このストーリーはスマホを落としてしまい、悪用され、まとわりつかれ迷惑した、というだけで無く、持ち主の過去さえ暴かれてしまい大切な人との関係さえも壊れてしまう、危うさを描いています。

 映画のラストでは二人がやり直せることを暗示して終わります。

もしかしたらこの映画の本質は、個人情報が暴かれてしまうミステリーというよりも、SNSやネットでのつながりは錯覚に近いもので、つながりというもの本質は別の所にあるということなのかもしれません。

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 面白いです。

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