「エターナル・サンシャイン」_永遠のものとは?

 TSUTAYA植木店からのレンタルで「エターナル・サンシャイン」を観る。
 だいぶ前(10年以上?)には熊本には映画館といったら熊本市内くらいにしか無く、確かシネラックスという劇場だったと思うのだけれど小さな映画館でこの映画を観た。

 原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind

出演、ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット
監督、ミシェル・ゴンドリー

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男はある朝目覚めると、会社に向かう駅で衝動に駆られるかのように反対側のホームに走り出しそのまま列車に乗る。降りた先は海辺。
 冬の冷たい風の強い海辺に、何故か来てしまった男ジョエル(ジム・キャリー)はそこで不思議な女性につきまとわれる。真っ赤な上着にブルーに染めた髪のその女、クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が親しげに語りかけるもジョエルは伏し目がちに言葉少なに返事するだけなのだが、彼も又彼女が気になって仕方が無い。

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 勢いでつきあうことになる二人だが、奔放で気まぐれで突飛なキャラのクレメンタインに、無口でいつもノートに何かを書いている大人しい性格のジョエルはだんだん衝突することが多くなる。

 そしてとうとうケンカ別れしてしまう。
 ジョエルはつい彼女が働く図書館に赴くのだが、ジョエルの事を全く知らないそぶり。おまけに隣に新しい彼氏がいていちゃいちゃ。たまらずその場を離れるジョエル。
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  一体どうしたのだ?
 やがてジョエルは知る、クレメンタインが記憶除去出術を受けていることを。それは特定の記憶のみを除去するもので、彼女はジョエルのことを記憶から消していたのだった。そしてジョエルも又同じ施術を受ける決心をする。

 術中、ジョエルの記憶の中には、クレメンタインとの出会い、氷上で寝転び夜空を見上げたデート、楽しかった思い出、悲しかった思い出、様々な記憶がジョエルの頭の中で巡りそしてかき消されていく。
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 やっぱり消さないで! 思い出の中で叫ぶジョエルだがどうすることも出来ない。

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 朝目を覚ますジョエル。会社に向かう電車に突如背を向け別のホームへ乗り込む。そして冬の風の冷たい海辺に降り立つ。
 赤い上着にブルーに髪を染めた女が近づいてくる。
 見知らぬ女が親しげに。
 彼女の名前はクレメンタイン_。



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  二人はやがて知る。お互いのことを。記憶除去手術前に残した相手への悪口、嫌いなところ、二度と相手のことを思い出したくない、その決心を語ったカセッテープの音声を。

 ケンカ別れしてしまった。でも再び出会ってしまった。
きっとまたお互いのことを激しく毛嫌いするようになる、とヒステリックになるクレメンタインにジョエルは優しくそれを肯定する言葉をかける。


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 二人は真冬の夜、氷上に寝転んで星いっぱいの空を眺める。
二度と忘れない美しい時間と二人は幸福感でいっぱいなのだけれど、氷上にはかすかに亀裂もみえている。それは幸せというものを象徴かのするように。

  いい作品。



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