「悪の教典」_サイコパス教師の眼

11月10日 TOHOシネマズはませんにて「悪の教典」を観る。
貴志祐介の同名小説の映画化(原作未読)
主演、伊藤英明。スクリーンでの伊藤英明というと”海猿”シリーズの主人公仙崎役なのだけれど、今年の7月公開のシリーズ四作目公開のすぐ後に、この「悪の教典」で全く趣を異にする役を演じている役者魂に尊敬する。
 なにせ”海猿”の人命救助のヒーローが、この作品では教え子を惨殺するサイコパス教師というものなので_。
 
 サイコパス=反社会的人格の一種、性格異常。

 タイトルから推測されるように”悪の”だから、まあ悪趣味、目を覆いたくなるようなシーンの連続で、一時期サイコキラー、シリアルキラー等の言葉で、日本にも「羊たちの沈黙」以降さまざまな猟奇的な事件が紹介されている。
善悪の基準が異なる、というより、悪を成す、反社会的という感覚がおそらく欠如している異常性格。自分の世界観しか存在しない_。
 
 もしそのサイコパスが教師であったら_。


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 ストーリーは。
とある高校の英語教師の蓮実聖司(伊藤)は、同僚からも生徒からも信頼されている。
モンスターペアレント、校内での不適切な関係、集団カンニングにも積極的に取り組み、周囲からは教師の鑑のように思われていた。

 だが蓮実の快活で誠実な笑顔の下には、己の目的のためなら殺人さえも厭わない悪魔の本性が潜んでいた。
モンスターペアレント、自分の過去を調べ始める同僚、そして生徒達にその残忍さが向けられ始める_。


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ストーリーのクライマックス、その本性を生徒達の前に露わにした蓮実の顔が何度かスクリーンにアップになるのだけれど、よくみていると殺人鬼となった蓮実はほとんど瞬きをしていない。
無表情なだけで無く、その不気味さには”瞬きをしていない”事もあったと思う。その演出が監督なのか、役者:伊藤のものなのかは知らないのだけれど、そういった演出がこのサイコパス教師をいっそう怖いものにさせているという点に、邦画もまだまだ捨てたもんじゃ無い、と思った。

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 上映時間128分なのだけれども全く息をつかせぬ展開に終始はらはらさせられます。
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この記事へのコメント

香菜子先生
2017年05月18日 08:18
普段有能で生徒からも慕われている教師が実は反社会的人格の一種、性格異常のサイコパスで...というストーリーが斬新でした。蓮実先生が本当に恐ろしかったけれど、最後まで楽しめました。こういう日本映画って珍しいですよね。

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