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help リーダーに追加 RSS 「狙われない街」-ウルトラマン・マックス

<<   作成日時 : 2009/01/08 01:27   >>

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 ウルトラセブンのTV放映(1967年放送開始)をリアルタイムでは観ていないけれど、メトロン星人の「狙われた街」というものは、何かの本で読んだことがある。

 各地で一斉発生する暴力事件。その事件に共通するものはみな或街で購入したタバコを吸っているということだ。調査に乗り出すウルトラ警備隊。そしてそのタバコにはメトロン星人の謀略があることをダン=ウルトラセブンは突き止める。

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 アパートの一室でちゃぶ台をはさんで対峙するダンとメトロン星人。
メトロン星人の目的はタバコに特殊な薬(不信感を増大させる薬)を混入させ、人類同士で争わせ自滅させようと企んでいたのだった。「私が怖いのは人類ではない、ウルトラセブン、おまえだなのだ」

 セブンVSメトロン星人の戦いが始まる。


 ウルトラマン・マックスでの「狙われない街」はそれから数十年後の世界。
 或工場で従業員同士のケンカに端を発し、あちこちで暴力事件が発生する。その原因を調査するDASH隊員。どうやら或地点から発止してる電波が携帯電話に影響しそれが、人の行動を暴力的にさせているというのが判る。そしてカイト=ウルトラマン・マックスの前に現れる不審な人物(寺田農)を追って或倉庫に追い詰める。その不審者の正体はメトロン星人だった。

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 倉庫でちゃぶ台をはさんで対峙するカイトとメトロン星人。
カイトは銃を向け、「おまえの陰謀は暴かれた。温和しく地球から去れ!」 
メトロン星人「そんなこと言わなくてももうすぐ帰るよ」もう、すっかり満足してしまったか、それともあきらめたのか、のんびりした答え。「ずーっとこの街に住んで判った。人間は便利なツールを持つことでだんだん退化していく。何もしなくとも人類は自滅するよ。もう戦うなんて必要はない。その退化をちょっと早めただけさ。だからもう帰る!おまえさんも宇宙人の仲間だろう、環境破壊して、マナーも守らない人類の味方なんてするなよぉ」
 「つべこべ言わず帰れ!」
 「帰るさ」
 「本当だな。宇宙人に二言はないな!」
 「その言葉、地球人に教えてやれよ」

 巨大化するメトロン星人。辺りは夕日。
 「地球の夕日は美しいな。特に日本の夕日は。陰影礼賛がなによりの故郷への土産だなぁ」
 それじゃ、と円盤に乗って宇宙に帰るメトロン星人。

 ケイタイに夢中でマナーさえ守れない、電車内での化粧、お年寄り優先席の無視。それらの映像にはサルの叫び声が重なる。

 "陰影礼賛"なんて今時誰も使わない言葉を使うところが、今回のメトロン星人の奥ゆかしさと言ったところか??
 現代文明を皮肉った秀逸な作品かと。
 
 メトロン星人=寺田農、事件を追う刑事=六平直政と豪華俳優陣。

 ※ちなみにセブン「狙われた街」、マックス「狙われない街」も、ともに実相寺昭雄監督。

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